KBEAR HI7 をレビューしてみた (というか感想を羅列してみた)
はじめに
刺激を求めて生きていたところ、KBEAR HI7ってのが噂になっていた + 期間限定で何故か6600円のQT3がタダで付いてくるということでIYHしました。
KBEAR HI7
TL;DRすると、当初は全く自分好みの音じゃないこともあり、😭な顔をしましたが、何が苦手で、とかを探るきっかけにもなり、リケーブルしたら大分話が変わってこれは最高では?ってなってます。良い!
万人にこれいいよ!!って即勧める感じではない(分かりやすい音ではない気がする)んですが、自分みたいにサブイヤホンがなんか欲しいなって人や、好みの音って一体何なんだ、、、というのを探索したい人には結構おすすめかも知れません。
レビュー
雑な写真
自分の好み、聞く曲
- 多分ドンシャリが好きだけど、やりすぎたドンシャリは苦手
- 刺さりめちゃめちゃ嫌いです
- オーテクのイヤホン苦手なもの多いです
- こもるのめっちゃ嫌いです
- BA1発なイヤホンあんまり得意じゃないです
- 刺さりめちゃめちゃ嫌いです
- 過去に(メインで)使ってきたイヤホン: SE310 -> IE8 -> UM3X -> DN-1000 -> Pinnacle P1
- 聞く曲: 最近はもっぱらデレマス、他には音ゲー曲、昔の東方アレンジとか
視聴環境
- 端末: XDP-30Rのアンバランス端子直挿し
- アップサンプリングON、イコライザなしです。
- 場合によってはPC->RUDD14->UD-H01な環境の感想も書くかも知れません。
- ケーブル: は明示しない限りはデフォルト
- イヤーチップ: Final E
ひとこと感想
- 音のバランス: 多分高音が出てない。¯¯\な感じ。そのせいでどこか暗い感じの音に聞こえる。
- 各音域の感想
- 低: 締まってる。足りないとも過剰とも思わないくらいですね。イヤーチップでどうにでもなりそう。
- 中: 500~1500Hz くらいが出すぎている...?なんかもやがかった感じがする。量的にはボーカルは前に出てくる。中なのかどうか自信ないけど。。
- 高: 刺さりは皆無。だけどあまりに10kHz以上がおとなしすぎるから、全体的に暗い音の印象になのかも。
- 遮音性: シェルは一部網目なのでまぁ良くはない。
- 音漏れ: 空いてるからダダ漏れかと思ったけどそうでもない。自分の限界を10としたら3~4くらいで聞く分には会社でも使えるはず。
- ちなみに自分のこのイヤホンでの限界はXDP-30R(Highゲイン)で48/60です。普段は30くらいです。
- つけ心地: 結構いい。長い間付けていても苦にならない
- 重さ: P1と比べるとめちゃ軽い(それはそうかも知れない
- 付属品: スエード?っぽい手触りのケースがついてて良し
- 刺さる?: 刺さんない
- こもる?: こもる、、けど多ドラだからか上の方や下の方もちゃんと鳴ってて不思議。
- 音量とりやすさ: P1よりは取りやすいイメージ。P1が取りにくい方だから普通?
- 音場とかそういうやつ: 遠くで聞くというよりかは包まれてる感じ、(中音を除いて)変な残響感とかはなくシャキッとしている感はある
- 中音も、、残響感があるというよりかは膜が張って聞こえてくる感じで、、
- 全体的な感想: 普段だったら買わないものを買ってしまったなぁ、、、と言う感じ。でも素材はいい気がするし、イジればあるいは?
ダラダラ感想
🤔と思いながら聞いてたんですよねずっと。
いつもは銀線使ったPinnacle P1で音楽聞いてるので、それとはまったくもって違う音でした。
でもBA6発+DD1発って構成からはあんまり想像できないまとまった音なのはびっくりしてます。
とにかく女性ボーカルの生々しさとかが全く無い(主観)感じだったので、うーん、、、と思っていました。
XDP-30Rのアンバランス端子の音って評価が良くないのでもしかしたら、これと合わせて微妙に聞こえるのかも知れません。
ハヤえもんとかでイコライザいじりを試してみると、どうやら500Hz~1500Hzくらいに問題がありそうで、そこらへんを下げるとその問題自体は解決するような気がしてたんですが、なんか本質的な解決にならないしうーんうーんと悩んでいました。 が、問題はそこじゃなくて、結論としては8~16kHzくらいが抑制されてる?おとなしいせいなんじゃないかという結論になりました。 私が"ボーカルの透明感"としていたのは倍音成分なのか(倍すぎるだろという感じもするので多分違いますが)、12~16kHzくらいをくいっと持ち上げてやるとあぁ、これだ。って一気に好きな音になりました。新たな発見です。
自分は、例えばオーテクのイヤホンは、刺さるし、スカスカシャカシャカなものが多くて好みじゃないと思っていたので、そこまで高音域好きじゃないのかも知れないと思っていましたが、無いと籠もりを感じてしまうものなのですね。
ボロクソ書いてる感じはありますが、ちょっとこもりが気になるな~以外には結構悪くなくて、多ドラを生かした情報量の多さはおぉとなりました。また、ハイブリッドでありがちな、違和感もあんまり感じません。音のバランス以外には嫌いなところがあんまりなくて、それだけに自分に合わない惜しさを感じています。
音質が良い悪いって表現自分はあまり得意じゃないのと、解像度、定位、あたりもどういうことなのかいまいちよく分かってないのでそこらへん言及できなくてすみません。。
ので、リケーブルしまくった感想をここから書きます。
リケーブルしてみた
んですが、記憶力が本当に良くないので雰囲気でお読みください。
Pinnacle P1の付属ケーブル
いきなり普通には手に入らないケーブルで恐縮です。 ボーカルのモヤつきはちょっと取れた気がする。 ただ同時に、ボーカルのもやつき以外の中音がリッチになった感じもする。
全体的に見通しが良い感じの音になった気がする。↑で言及した10kHzあたりの音が出たのかな、、、 なんにせよまぁ2.5万のイヤホンのケーブルと1万のイヤホンのケーブルをバトらせたらそれはそうという感じですが、こっちのほうが自分は好きな音でした。
YYX4861
銅線銀メッキ16芯ケーブル、らしい。
依然としてボーカルは微妙に透明感を感じないけど、かなり派手な音になった感じがします。大分音が変わった。 ずっと沼倉愛美さんのアイを聞きながら感想を書いているんですが、ギターの音がかなり前に出てきた感じがします。
ボーカルに透明感を感じないとか言ったけど、これはもう十分なんじゃないか...? ちょっと高域やりすぎてる感じもあって、シャリ付きが目立ち始めてる気もするが、大分好きな音になりましたね。 ボーカルは微妙に引っ込むかも。なんだかwestoneみたいな音な気がすると思ったけど、westoneのイヤホンはこんな高音が元気じゃないな。。
YYX4745
OFC銀メッキ16芯ケーブル、らしい。
4861よりおとなしい。からかまぁ、ボーカルの曇りはそこまで取れてないような気はする。 デフォルトと聴き比べてるけど違いがよくわからない(耳が貧弱
んーーーでもそれこそ解像度が上がってる、気がする、、、ぼやけてたボーカルの輪郭が見えるようになるというか、、、 5000円のケーブルだからってなんかプラセボでそう思うようになっているのかも知れないけど。。 ただこれはこれで結構いい、、気がする。高音の細かいところが苦しい感じはあるけど、これはこれでいい気がする(語彙力0
NICEHCK 8芯 銀メッキ線と高純度銅線のミックス
型番とかがわからん(真顔)
型番はわからないけど、これはHI7と相性が(私にとって)抜群かも知れない! とりあえずボーカルの気になる籠りが取れた気がします。生きてる!これはいい!
P1ってどちらかと言うとちょっと遠くで鳴ってるのをうんうんって言いながら聞く感じかなと思うんですが、この組み合わせで聴くと、音の中に入り込む感じですね。 ↑2つで感じた微妙な高音の苦しさとかはないですし、全体的に透明感がめちゃ出て、これこれこれ!って気持ちになっています。 ちょっと低音も強くなって上質な感じ(=私が好きな感じ)のドンシャリになっている気がしますね。 ボーカルはまぁ相対的に気持ち遠くなってる感じもしますが、質がめちゃ良くなっているので全然OKです。
本体1万円+このケーブル2700円でこれは相当いいんじゃないんですかねという感想です。良いケーブル持っててよかった。。。。 いやこれいい!いいぞ!
ということで
たまたまめちゃめちゃ相性の良いケーブルを持っていたので神~~~~~~~って感じになりました。 そして、もともとのボーカルの籠もりと言うか高域の出てなさはケーブルでどうにでも改善できる領域だったので助かりました。
もはや最近は1万円でこの音が!?というのが発生しすぎていて、このイヤホンのコスパが本当に高いのかどうかは全くわからないのですが、普段の自分の好みとは何なのか、そしてまたそれとは違う新しい体験が出来たので非常に満足しています。 最初にも書いたとおり、デフォルトの状態だと派手な音ではないので万人に勧められる感じではないかな~とは思いますが、派手な音が苦手な方であれば普通におすすめできるかなと思いました。